2023年9月9日にフランスで開催されるラグビーワールドカップ。
2019年の日本大会同様に、日本代表の躍進に期待したいところですよね!
そんな今回の日本代表に選出されている選手として、李承信選手がいます。
名前から見ると、韓国の選手なのではないかと思う方も多いのではないでしょうか。
実際、李選手は韓国籍で現在は神戸のチームでプレーされていますが、なぜ日本代表に選出されたのか、気になるところですよね!
ということで今回は、李選手の日本代表選出について、
・経歴
・家族構成などの観点から迫ってみたいと思います。
よろしければ、最後までお読みください!
プロフィールと経歴
プロフィール
名前:李承信(リ スンシン)
生年月日:2001年1月13日
年齢:22歳
身長:176cm
体重:88kg
出身:兵庫県
所属:コルベコ神戸スティーラーズ
ポジション:スタンドオフ、センター、フルバック
経歴
在日韓国人だという李承信選手。現在も韓国籍をお持ちです。
ラグビーを始められたのは4歳のころだったそうで、大阪朝鮮学校では、高校日本代表に選出されたこともあるんだとか。
そのくらいの実力があり、高校入学時にも複数の強豪校から誘いがあったようですが、大阪朝鮮学校を選択。
この決断について、李承信選手は、
他校に比べて圧倒的に部員数が少ないですが、かつての先輩たちもゼロからチームを作って花園に出て、その後、有名大学やトップリーグで活躍しています。
そんな姿を見て、自分も難しい環境に飛びこんでもやれば全国に行けるし、価値があると思ったんです」
引用:https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/08f2b4ce07ff0b554f7058a93b223d867a65f7e7
とその理由を明かしています。
2019年に同校を卒業後、帝京大学に進学。
翌年に中退されました。理由は、ラグビーの本場である ニュージーランドに留学する予定だったため。
しかし、コロナ禍のため渡航できずに断念。
現在も所属するベルコ神戸製鋼スティーラーズの前身である神戸製鋼コルベコスティーラーズに加入されました。
2021年2月20日に公式戦初出場を果たします。
さらに、2022年6月25日に行われたリポビタンDチャレンジカップ2022ウルグアイ戦にて途中出場で日本代表初キャップを獲得されました。
また、神戸製鋼コルベコスティーラーズの副将にも就任するなど、チームの主力選手に成長。
今回のワールドカップでの活躍も大きく期待されています!
李承信はなぜ日本代表に選ばれた?
李承信選手が日本代表に選出されたのはなぜか、その理由が気になるところですよね!
こちらについては、ワールドワグビーにて特徴的なルールが存在するためです。
自分の国籍のある国の代表として戦うことが一般的ではありますが、ラグビーの場合、下記を一つでも満たせば日本代表に入る資格を保有できようでした。
1.日本で生まれた
2.両親または祖父母の内の一人がその国(地域):日本 で生まれた
3.本人が60ヶ月以上継続してその国(地域):日本 に居住している
4.累計で10年間該当国(日本)に居住している(3に該当しなくても、4を満たしていれば適用)
李承信選手は 3,4を満たしているため、日本代表になることができたのですね。
今回の日本代表のうち、日本国籍の選手は21名、外国籍が12名とおよそ1/3が外国籍の選手となっています。
前回大会でも同等の形でしたし、もはや日本のラグビーとしては、これがスタンダードとなっているのかもしれません。
3月にWBCで日本代表として出場したヌートバー選手も、同様の基準をクリアして日本代表としてプレーしていました。
合わせて読みたい↓
そのWBCやバスケに続き、国民としては、1つでも多く勝って代表メンバーの勇姿を目に焼きつけられるよう、精一杯応援したいですね!
家族構成が気になる!
最後に李承信選手の家族構成について紹介しておきます。
李承信選手は5人家族で、両親と2人の兄がいらっしゃるとのこと。いずれも韓国人です。
しかし、母親の金永福(キムヨンボク)さんは李承信選手が小学6年生のころに乳がんを患い44歳で他界。
「承信が高校を卒業するまでは生きたいな」と明かしていたようですが、それは叶えられませんでした。
李承信選手は2019年のワールドカップに出場することを母に約束していたそうですが、2019年当時は18歳だったこともあり、実現せず。
しかし、今回のワールドカップで見事約束を果たしましたね。
一方、父の東慶(トンギョン)さんは元ラグビー選手。神戸朝鮮学校、朝鮮大学時代はプロップとしてプレーされていたようです。
妻の金永福(キムヨンボク)さんが亡くなってからは、男手一つで3人の息子を育てて、食事の用意や送迎などをしていたんだとか。
当時は非常に大変だったと思いますが、その背中を見て育った息子が日本代表としてプレーすることには、感慨深いものお持ちなのではないでしょうか。
また、二人のお兄さんもラグビー選手です。
長男の李承記(イ・スンギ)さんは4歳上で、法政大学時代はキャプテンを務めたほどの実力の持ち主。
李承信選手の記事やテレビ出演は欠かさずチェックされているようで、素晴らしい兄弟愛を感じますね!
まとめ
様々な思いを持って今回のラグビーワールドカップを戦う李承信選手。
国民としても、選手たちの全力プレーを応援しましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!