日系人で初めて、WBCの日本代表に選ばれた選手として注目を集めた、メジャーリーグ、セントルイスカージナルスのラーズ・ヌートバー外野手。
2021年デビュー。2022年シーズン大きく飛躍を遂げ、近い将来チームの中心として期待されている若手です!
プレー内外で侍ジャパンの世界一に大きく貢献する素晴らしい活躍ぶりでした。
多くの日本人からも愛される選手として、記憶に残るのではないでしょうか。
そんなヌートバー選手がなぜ今回日本代表入りすることになったのか、改めてその理由が気になりますよね!
ということで今回は、ヌートバー選手について、
・プロフィールと経歴
・日本代表入りした理由
・家族
・日本語は話せるか
をまとめました。
よろしければ、最後までお読みください!
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プロフィールと経歴
プロフィール
名前:ラーズ・テイラー=タツジ・ヌートバー
日本名:榎田達治(えのきだたつじ)
出身:アメリカ合衆国カリフォルニア州
国籍:アメリカ
生年月日:1997年9月8日
年齢:25歳
身長:190cm
所属:セントルイス・カーディナルス
経歴
プロ入り前
アメリカ人の父と日本人の母の間に生まれたヌートバー選手。
少年時代からイチローに憧れており、その姿を毎日テレビで見ていたというヌートバー選手。
そんな中、2006年に思わぬ形で日本代表との接点が。
なんと、 日米野球で訪米していた斎藤佑樹さんや田中将大投手ら選手の宿泊先として、ホームステイという形式でヌートバー選手の自宅が選ばれたのです!
大会期間中はラーズ・ヌートバーさんもボールボーイやバットボーイのお手伝いをしていたそうで、日本代表の栗山英樹監督も当時取材に訪れていたんだとか。
17年の時を経て、運命的な再会ですね!
高校時代は野球だけではなく全米で最も人気を博すスポーツ「アメリカンフットボール」もプレー。
野球でもアメフトでも複数回リーグMVPに選ばれるなど、大活躍。
南カリフォルニア大学から、野球、アメフト両方で推薦をもらうほどの実力だったそうです。
しかし、その大学時代は新型コロナの影響で満足に野球ができない日々も多かったとのこと。
知人の紹介で航空宇宙系の機械工の肉体労働をしながら大学の授業を受講し、野球も可能な範囲で活動。
後に地元メディアの取材でこの失われた1年を振り返り、「二度と野球で不満を言わないと誓ったんだ」と語っていました。
プロ入り後
2018年のプロ入り後、2020年まではマイナーリーグでプレー。
念願のメジャーデビューはプロ入りから3年後の2021年6月22日。
「9番・レフト」で出場し、3打数無安打だったものの、犠牲フライで打点を上げました。
メジャーに上がることなく引退する選手も非常に多い中、3年でメジャーの舞台に立てたヌートバー選手はやはりすごいですね!
プロ入り5年目となった2022年は主にライトでの起用が続き、メジャーで108試合に出場して打率.228、14本塁打、40打点を記録しました。
ヌートバー選手のプレーが詰まった動画を以下に記載しておきます。
WBC日本代表に
WBC日本代表としては、ここまで全ての試合に「1番センター」で出場。
そして全ての試合でヒットを放つなど、早くも日本代表に欠かせない存在になっています!
選手たちがヒットで出塁した際に、塁上で見せる下記写真のパフォーマンスがありますよね。
これはヌートバー選手がチーム内に広めた「ペッパーミル」というもの。
2022年に所属するカーディナルスで流行ったことで、日本代表にも広めたんだとか。
ペッパーミルとは、どのご家庭にもありそうな胡椒を挽く道具のこと。
・粘り強く身を粉にして戦おう
・胡椒のようにチーム/日本のスパイスになろう
・塩胡椒をかけるように成功を広げよう
などの意味が込められているんだそうです!
ヌートバーが日本代表に選出された理由は?
上述のように、生まれも育ちもアメリカで、日本でのプレー経験がないヌートバー選手ですが、今回なぜ日本代表に選出されたのでしょうか。
それはやはり、母親が日本人であることが最大の理由です!
侍ジャパンのオフィシャルサイトには、WBCの出場資格について、以下のように記載されています。
- 選手本人が代表チームの国籍を持っている
- 選手本人が代表チームの市民権や永住権を持っている
- 選手本人が代表チームの国や地域で出生している
- 選手の親のどちらかが代表チームの国籍を持っている
- 選手の親のどちらかが代表チームの国や地域で出生している
ヌートバー選手は出場資格5に当てはまるため、日本代表としてプレーすることが可能になるわけですね!
リトルリーグのオールスターに出た時、自己紹介VTRで、「私の名前はラーズ・ヌートバー背番号21番です。私は日本人です」と自己紹介していたというヌートバー選手。
10歳から代表入りしたいという夢をかなえたかったので、母方の家族の誇りを背負っていきたい
https://news.yahoo.co.jp/articles/42cc770af3d4693469d67f803362a35710c085d4
とも語っており、日本代表のユニホームを着ることを心待ちにしていたんですね!
このような事例は珍しくなく、メジャーリーガーの中でも、両親のルーツがある国での代表としてプレーする選手も多くいます。
大谷翔平選手ともにエンジェルスでプレーする、デビッド・フレッチャー選手は今大会イタリア代表として戦うことに。
準々決勝で日本はイタリアと対戦しますので、チームメート同士の対戦が見られますね!
メジャーリーガーの中で、両親のどちらかが日本人というルーツを持つ選手はヌートバー選手と、ガーディアンズのクワン選手以外いないかと思いますので、今回白羽の矢が立ったのでしょうね!
栗山監督と幼少期に知り合っていたことも、代表入りした大きな理由の一つではないでしょうか。
ちなみ、ヌートバー選手の応援歌がこちら。(野手汎用のものだそうです)
「たつじ」コールも馴染んでいますね!
家族構成を紹介!
父がアメリカ人で母が日本人というヌートバー一家ですが、改めて家族構成を紹介します!
父:チャーリーさん
カリフォルニア工科大学出身で、交換留学生で同大学に来ていた妻・久美子さんと知り合って結婚されたとのこと。
チャーリーさんは日本語の勉強を続けるために日本へ向かおうとしたが、土壇場でホストファミリーが受け入れを拒否。
唯一の知り合いだったクミさんに電話をして頼った。チャーリーさんは家族に受け入れてもらい、それ以来、2人はずっと一緒だという。
というエピソードもあるなど、チャーリーさん自身も日本への関心があったようですね!
母:久美子さん
埼玉県東松山市出身という久美子さん。
ヌートバー選手の日本名である「榎田達治」は久美子さんの父親の名前でもあるんだそうです!
息子が日本代表でプレーすることに関して、
信じられないです。今でも信じられないですけど、うれしくてうれしくてしょうがないんです。
https://www3.nhk.or.jp/sports/news/k10013962111000/
と明かしていました!
今回のWBCでテレビへの出演も増え、すっかり馴染みな人となりましたね!
コミュニケーション力、リアクション力の高さが上記の動画からも伺えます笑笑
兄:ナイジェルさん
ヌートバー選手より4つ上のナイジェルさん。
ヌートバー選手と同様野球選手で、ボルティモア・オリオールズのマイナーで投手としてプレー。
出生地が東京なので、両親が日本で暮らしていた頃に生まれたようです。
姉:ニコルさん
姉のニコルさんは、スポーツトレーナーをされているそうです!
まとめ
全力プレーで優勝を目指すと意気込んでいるヌートバー選手。
他の日本選手とも一体となって、世界一を勝ち取ってほしいですね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!