日本人にはお馴染みの「体育座り」という座り方。学校の集会などでこの座り方で話を聞く機会が数多くあったと思いますが、実は体に悪いんだとか。
児童や生徒からも体育座りの改善を求める声も上がっているようです。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6425852
そこで、体育座りが体に悪い理由やそもそも体育座りにメリットがあるのか気になりますよね。
また、海外で取られている座り方、体育座りを楽にする方法や楽に座るためのグッズも調べてみました!
ということで今回は、体育座りについて迫っていきます!
よろしければ最後までお読みください!
体育座りが体に悪い理由は何?
体育座りが体に悪い理由は、大きく分けて3つほどあるそうです。
・座骨や尾骨への負担
体育座りは長時間地面にお尻をつけ、お尻下の座骨で体を支えていることになり、 座骨に負担がかかります。
そうなると、「お尻が痛い」と感じ、無意識に後傾姿勢をとってしまいます。
それにより、今度はお尻の後ろ側にある尾骨に負担がかかってしまいます。
長時間の尾骨圧迫が、側弯症の原因になる可能性も危惧されます。
・内臓の圧迫
両膝を両腕で抱え込んで座る体育座りは、内臓が圧迫される状態が続きます。
特に、 肺の圧迫による深い呼吸のしづらさ、胃の圧迫により気分が悪くなったりするなどといった不調の出現が考えられるそうです。
・腰への大きな負担
体育座りをしていると、背中が丸まってきます。
お尻が痛い状態で、膝を抱えた姿勢を維持しようとすると、骨盤をかなり後ろに倒し、背中を丸める方法しかありません。
骨盤が後傾した姿勢が長時間続くと、腰に過度な負担がかかり、腰痛を引き起こす原因になるそうです。
体育座りが、側湾症や気分の不調、腰痛など、複数の症状を生む原因である故に、体に悪いと言われているのですね。
体育座りにメリットはあるの?
一方で、体育座りすることによるメリットはあるのでしょうか。
調べたところ、心理的な面でメリットがあるようです。
「美しい」体育座りをしているときと、「崩れた」体育座りをしているときの精神面を比較した研究がありました。
その研究結果は、 美しい体育座りをしているときは、崩れた体育座りをしているときよりも明らかにポジティブな気分になれるというものだったそうです。
しかし、美しい体育座りをキープしているから、体に悪影響が生じると指摘されている以上、精神面での効果がメリットと言えるのかは疑問ですね。
海外に体育座りはない?事例を紹介!
日本人であれば誰もが経験している体育座りですが、この座り方は日本独自なんだそうです。
そこで、海外の学校で集会など大人数が集まるときは、どのような座り方をしているのか、アメリカを例に紹介します!
なんとアメリカでは、 あぐらが基本姿勢なんだそうです!しかも、一列に並んで座るのではなく、どこに座ろうが自由。
近くに置いてある椅子に座っても問題ないんだとか。
正しい姿勢でいるではなく、話を聞くのに一番集中できる体勢を個々人で考えるという方針ですね。
私個人の経験でも、カナダに留学していた際、 ゼミ中に一人の学生がりんごをかじりながら先生の話を聞いており、先生も何も言わず当たり前に容認する姿を見て、驚いた記憶があります!
海外では囚人の座り方などと言われる体育座り。日本も集団行動の際、座り方に限らずもう少し自主性があっても良いのではないでしょうか。
体育座りを楽にする方法を紹介!
学校以外の日常生活でも、自然と体育座りをする場面は多いですよね!
そんな時に役立つ、楽に体育座りができる方法を紹介しておきます!
ポイントは、どんな座り方にも言えることですが、 長時間同じ体勢でいないこと。
背筋を伸ばして前傾姿勢をとって座骨を浮かせたり、可能であれば立ち上がるなど、体の一部分に負担を集中させないことが重要なんだそうです。
楽に座れるグッズがこちら!
最後に、体への負担を減らし快適に座るためのグッズを紹介しておきますので、よろしければ参考にしてみてください!
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まとめ
見直されつつある体育座りですが、座り方を考える前に、体育座りが必要になる行事などの開催方法をや開催要否を考えることが優先事項なのではないかと思います。
座り方に限らず、様々な面で個人の自主性が尊重される日本社会になることを願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました!